13歳のままの息子
2023年 01月 26日
中二の13歳の時から薬物を使用している次男は現在30才だ
息子と接していた頃に、薬を使っている事も嫌であったが
心の底で気になっていた事がある。
20歳過ぎても25歳になっても、13歳のままで幼いままだ
次男は、薬物を使い始めてから成長が止まっていると。
この先どうなって行くのだろう、不安や心配が沸き上がる。
どうしたら良いか?分からないままで、何とかしようと手を出していた。
我が子だし、親として教育指導するべきだと
でもそれは、世話焼きすぎて息子が自己責任の取り方を学べなくなってしまっていたことを
後になって気付くことになるのだが
自助グループで「手を放す」ことを学んだ
でも実際に私たちの家庭の場合には具体的にどのようにすれば良いか?
どんな時に何をすれば分からなかった。
言葉による知識より、息子を何かをしたいと言う感情が優先していた。
息子の不憫な境遇を何とかせねばと
今年の正月に3人の息子たちの家族全員が集まり賑やかだった。
長男夫婦・三男夫婦、そして依存症の次男
今年は、チョッと違ったものを感じた。
次男は長男夫婦と来たが、時間は守る。
甥姪にお年玉を渡していた、そんな事より話す言葉、所作が違ってきていた。
2年半ほど前に、ある出来事のきっかけで次男は同じ境遇の仲間に繋がった。
それからだと思う
息子に、少しずつ変化が訪れたのは。
そう、「助けると言う事」は、何もしない事
幾度となくその言葉を書籍で読み、耳で聞き、口にしていたが
本来の意味が中々自分の中に落ちていなかった。
しかし今は少し分かった気がする。
そう言っている私は、誇れる親でもないし
自分に自信がなく劣等感の塊だ。
私も、同じ境遇の仲間と繋がり変化が訪れたと思う。
仲間が、どうすれば良いか気付かせてくれる
私を成長させてくれている。
そして息子も、同じ仲間の中でゆっくりと歩み始めている。
GENGEN