通い続ける
2023年 02月 03日
👹次回の家族相談会は2月19日です👹
今日は節分。
昨年の節分は近所のお宮様で取り行われた節分祭に参加し、すがる思いで息子の厄払いをしていただきました。
しかしながら、その数日後、正気を失った息子が自ら命を終わらせようとしました。
「お金貸して」と息子がうつろな目で言ってきましたが、初めて勇気を出して断った日の出来事でした。
思い返せば、その時の私は淡々と救急隊員や警察官への対応をしていました。取り乱す余裕もないほど、心ここに在らずの私も正気を失っていたんだと思います。
幸いにも息子は外傷だけで済みましたが、精神科へ入院することになりました。そこで医師から「息子さんは薬物依存症です」と告げられました。
それまでの数年間、私の頭の中は息子の薬物・問題行動に支配されていました。
私の愛情不足が原因なんだ…どうすれば息子は立ち直ってくれるんだろう…
あらゆる手を施していましたが、恐れていた事が起こってしまった、最大のピンチでした。
医師からは『愛情のある突き放し』が必要だと言われました。
突き放し?突き放せば事態はこれ以上悪くなってしまうのでは??と私はその意味がよく理解出来ずにいました。
それから私は自助グループ、家族相談会へと繋がりました。
そこでも耳にした言葉が
『愛情を持って手を放す』でした。
他にも、共依存・イネイブリング・インタベンション・回復…など
縁遠かった言葉の数々、中には初めて聞く言葉もありました。
息子を助けたい一心で私はがむしゃらに自助グループに通い、仲間のみなさんの後を追いました。
そのうちに、薬物依存症は時には死に至る病気であることもわかり
私が今までしてきたことは、息子の薬物使用を助長していたんだと知りました。まさに私はイネイブラーでした。
仲間のみなさんとの分かち合いが私の病んだ心の助けとなってくれました。
勇気を出して、たどり着いてよかったと心から思います。
通ううちに、流れが確かに変わってきました。
ピンチがチャンスに変わりました。
こらからも、安心・安全な場所である仲間のみなさんとの分かち合いの場に通い続けようと思います。
すもも
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by familiesofaddicts
| 2023-02-03 07:05
| すもも
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