父 2月14日から思うこと
2023年 02月 09日
先日姉から「命日参り、いつにしようか?」
と電話がありました。
私の父の命日は2月14日のバレンタインデーです。私が幼少期の時に交通事故で亡くなり、その頃から現在も、この2月14日は特別な日でもあります。
母は残された3人の子どもを、人様に後ろ指差されず、迷惑をかけず、自立させるという思い一心で育て、その背中を見て姉、私、弟は育ちました。当時の年齢からみると環境の変化で、一番影響を受けたのは私だったような気がします(良い面もあったが、しんどかったのかも?と今になって思う)
父の印象は殆どないのですが母からは、お酒を飲む父の苦労話しをよく聞き、今でいうアルコール依存症だったのではと思う事柄が多かったです。そして父は色盲だったと。
今はそのような表現はしませんが。
隔世遺伝されると言われているので、姉の
息子、私の息子は就学前に検査を受けました。
依存症の息子は色覚異常と診断され祖父からの遺伝子をもらっていました。男子の孫に出る確率があると言われており、依存症の息子だけが遺伝していました。
日常生活には支障ないと認識していましたが自分で衣類を購入する年齢時にちょっと色彩感覚が違うなぁーとか食事時よく、お肉の焼き具合を確認をしたりと、少し周りと違うという本人なりのハンディーを持っていたのかもわかりません。
父はアルコール依存的な要素持っており、息子は薬物という物質依存で、父の遺伝子が影響しているのかなぁと思うこともありましたがアルコールは体質的に合わないようで不思議なものです。
現在その色覚異常という呼び名が「色覚多様性」という名前に変わりました。
長年の月日の中、社会情勢と意識の変化で様々なことが変化しています。
長年ずーと続いているアデクション支援の標語で「ダメ。ゼッタイ」ではなく
「助けてくれる人は必ずいるので相談を」「あなたは1人じゃない」
にすべきであろうという精神科医執筆の本を目にしました。
早くこの標語に変わってほしいと切に思います。
今年は、命日2月14日を前に
父の思い出や印象が薄い私ですが息子を通して色々な思いを巡らせています。
薬物依存症という問題で疲労困憊されておられる家族の方
「助けてくれる人は必ずいるので相談を!あなたは1人じゃない」
です。是非家族会に足をお運びください❣️
miko