無力だということ
2023年 03月 17日
今週の日曜日(3/19)は家族相談会です
息子が引き起こす問題が後を経たなくなり、命の危険を目の当たりにした時、私は助けを求めて自助グループへと繋がった。それは息子の薬物使用がわかってから5年の月日が流れていた。
それから約1年。
ほぼ毎週、自助グループのミーティングに参加し、学びの機会をいただいている。
先日、自分の傾向性を調べる簡単なテストを先行く仲間がシェアしてくれた。
いくつかの質問に答えて点数化しグラフに表すと、一目瞭然に自分のもの見方や捉え方の癖が見えてくる。
私は、見事に先読みタイプ。
息子の問題行動に振り回され始めた頃から、まだ起こりもしないことに
「○○かもしれない」
「○○に違いない」
と悲観的に予想を立てて落ち込んでしまう。
薄々は自覚していたが、改めて自分に目を向けるよいきっかけとなった。
最近も、同居している息子が
精神的に辛そうで、以前に処方されていた薬を探して飲んでいた。
それを見ただけで、よからぬ想像に心を持って行かれそうになり、息子の状況や気持ちも考えずに自分の不安を一早く解消したい思いにかられてしまった。
何があったのか聞きたところだったが聞いたところで私にはどうにもできない、してはいけない、私は無力、頭では理解しているつもりでも忘れてしまいそうになってしまう私。いつもそうだ。
私は、「しんどそうやな、大丈夫?」と一言だけ声をかけ、その場を離れた。そして、祈りながら眠りについた。
次の日、ほとんど挨拶しか交わさない息子と1時間余り話をした。何だか吹っ切れた様子の息子が自ら話かけてきた。
話す内容には、私には衝撃的な事実もあったが、確かに感じたのは息子はもがきながら自分で前に進もうとしているということ。私はその邪魔だけはしないでおこうと改めて思った。
自分の傾向性を変えることはなかなか難しいが、先読み不安が顔を出しそうになった時、私は仲間の方が話していた内容を思い出したり、話を聞いてもらうことで息子への不安や心配が信頼へ変わり心の平安を取り戻すことができている。
私は、無力だという事を忘れてしまわぬよう、これからも自助グループのミーティングに通い、仲間の方々との温かい輪を大切にしたいと思っている。
すもも
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by familiesofaddicts
| 2023-03-17 06:14
| すもも
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