変えられるもの
2023年 05月 17日
🍀今月の家族相談会は21日です🍀
ちょうど3年前の5月、飛び降り自殺未遂で入院していた息子が、病院の閉鎖病棟から退院してきました。
その前夜、混乱と絶望の淵にいた私は、藁をもすがる気持ちで回復施設に電話をしました。
何の話をしたかは、覚えていません。ただ、退院したその足で息子と回復施設に行く事と、家族会に通う事を提案されました。
それからの私は、オンラインでのミーティングで、色々な事を教わりましたが、周りの人や環境のせいにして何ひとつ実行する事ができずにいました。
やっと動きだせたのは、息子が退院してきて1年が経った時でした。
「出稼ぎに行ってくる！」
息子がそう言い残して1週間程家を出たタイミングでした。愛を持って手を離す、、、いつまでもぐずぐずしている私の手を離してくれたのは、息子の方だったとも思えます。
回復施設に行くか、1人で生きていくか、、、息子は、1人で生きていく方を選びました。
そこからの1年間、私は、自己憐憫の沼にどっぷり浸かり、泣いてばかりでした。回復施設に行っては、息子、死んだらどうしょう、、、ミーティングでも、息子、死んだらどうしょう、、、(たちの悪い、死んだらどうしょう詐欺、、、)
薬物依存症の息子さんを助けられるのは、お母さん、あなたじゃないよ！息子さんの気持ちがわかって、助けられるのは、同じ薬物依存症から回復している仲間なんだよ!
いつも仲間が言い続けてくれていました。息子以上に、仲間が必要だったのは私でした。今は、仲間と出会わせてくれた息子にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして恐る恐る電話をして3年経った今年のゴールデンウィークは、9連休！思いっきり自分を甘やかしてしまっています。
ありがとう、、、
メダカ
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