キャッチボール
2023年 05月 28日
次回の相談会は6月18日です
「そうなんや。二年生と四年生か。楽しみに待ってるわぁ。」
昨日、見知らぬナンバーがスマホのディスプレイに流れた。
なんせ、【×××-1234】という電話番号や‥(恐)
見知らぬ番号に対し恐怖を憶えるのが、依存症家族のアルアルであーる。
怪訝に思いつつも電話にでてみると‥、
「お久しぶりです!ドラゴンです!!」
なんと!!
二十数年ぶりに聞く卒団生OBの声。
「懐かしいなぁ!元気にしてた!?」
「はい!おかげさんで!!」云々‥。
ドラゴンは(名前に「龍」という漢字を使用していたので彼の呼び名)
今日、もう一人のOBと一緒に子供を連れて体験練習に参加してくれるとのこと。
選手激減の昨今‥、超・嬉しい電話だった。
入会してきてくれた全選手と必ず「キャッチボール」をするようにしてきた。
一人では絶対にできないのが、「キャッチボール」
捕球しやすいように相手の胸をめがけて投げ、
逸れて来たボールを懸命に受け取るのが「キャッチボール」
野球の基本であるキャッチボールは、
大切なコミュニケーションツールだと思ってきた。
受け止めるボールから、
相手の体調や気分、性格を感じる取ることができる。
そして、相手に投げるボールにもいろいろな思いが込められている。
感情の一方通行的な伝達ではなく‥、
ツーウエイ・コミュニケーションが、
「キャッチボール」だと思う。
依存症者の息子との最後のキャッチボールのことを鮮明に覚えている。
彼が、中学一年生の元旦の日のこと。
「ピッチングしたいから受けて」と、
珍しく息子から誘ってきた。
二人で目と鼻の先にある中学校の校門を飛び越えて運動場に侵入。
寒風を切り裂くように向かってくるスピンの効いた息子ボール。
「バシーン!」ガランとした運動場に響く乾いた捕球音が、
いまも耳朶に残っている。
それ以降、息子と
「キャッチボール」をすることはなくなった。
コミュニケーションも徐々に減っていった。
しかも、ワンウェイの伝達になっていたのかも知れない。
わたしは、昔から自分の気持ちを伝えるのが苦手だったのかもしれない。
上からで、一方的で、配慮に欠けていたのだろうと最近になってわかってきた。
「言わんでも分かるやろ!」
「なんで分らんのや?」
「もうええわぁ!!」
誰に対しても、これがお決まりのパターン。
そう。
超スパルタ指導で少年野球に明け暮れていた頃。
なかなか上手くプレイできない選手に対し‥、
「なんでそんなこともでけへんのや!!(怒)」
と、心の中で叫びながら選手の瞳を覗いてみると‥、
「なんで分るよう教えてくれへんの!?(悲)」
と、悲し気な瞳が訴えていた。
依存症の息子よ!
大変やったやろな。
すまんかった!(やっと気づいたわ。)
昔から同じことを繰り返してきたんやな‥。
性格上の「欠点」やなぁ、と凹む昨今。
変えて行く勇気が必要やなぁ。
今日一日、気張ってみよう。
追記。
今日来てくれるOBの子供さんとのキャッチボールが楽しみ。
老眼が日々進み、遠近感がわからんように‥。
速いボール、受け止められるやろか!?
と、少々不安。(汗)
Pon& Cots
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