私が決めていること
2023年 06月 13日
中学生になった息子が問題を起こすようになり、思いもよらない決断を迫られることがありました。
息子を殴った相手に被害届を出すかどうか。
保護司さんのお世話になるのかどうか。
施設に入れるかどうか。
「はい。」 か 「いいえ。」
普段はせっかちで、ほとんど迷うことのない私が、なかなか決められず、息子がどうなってしまうのだろうと不安が募るばかりでした。
冷静に考えることはできませんでした。
結局、優先したのは息子に嫌われたくないという私の気持ちでした。
当然、自分の決断には自信がなく、これで良かったのかと、悩むばかりでした。
その後も、息子のこととなると、とたんに優柔不断で臆病になる私でした。
そして、息子がそう言ったから、先生がそう言ったから、警察の方がそう言ったから、と誰かのせいにしては、言い訳を探してばかりでした。
そんな私が、自助グループに通うようになってしばらくし、息子について難しい決断を迫られることになりました。
当事者の家族、という同じ立場の仲間の皆さんから、似たような状況でどう決断されたのか、実体験を聞きました。
私の場合、どうしたらいいと思われるのか、意見を聞きました。
そんな皆さんの声は、私の行動の指針となりました。
不安な気持ちや辛さを仲間の皆さんに共感してもらえたおかげで、以前ほど感情的にもならずにいられました。
そして私は私なりに納得して決断を下すことができました。
これまでにはないことでした。
これからも、難しい決断を迫られることがあるでしょう。
そんなときも必ず仲間の皆さんのそばにいる、私はそう決めています。
皆さんの支えに感謝しています。
nop
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