夏の夕日
2023年 07月 24日
🌞次回の家族相談会は8月20日です🌞
1年前の今頃、他県の回復施設に
いた娘から、「帰りたい、死にたい」と連絡があり、迎えに行く事になった。片道3時間の運転、道中どんな話をしたらいいのか、という緊張感もあり、不安の中出発した。
迎えに行くと娘は、「ママ、迎えに来てくれてありがとう」と。
顔を見て安心したけど、もう同居は出来ないので、新しい施設を探して欲しいと伝えた。
娘がかわいい、薬物依存さえなかったら…と。でも、これ以上混乱した生活には耐えられない、と複雑な気持ちで、辛かった。
娘が選んだ新しい回復施設がすぐ受け入れてくれることになり、帰りに送って行った。
契約が終わり、私が帰る時「ハグして」と。したらお互い泣くだろうし、
私もこの子を置いて帰れなくなる、と思って断った。
帰りに施設から綺麗な夕日が見えた。これから落ち着いて眠れるだろうか、と少し安堵しながら、娘を置いてきた寂しさも押し寄せてきた。
今度一緒に夕日を見るのはいつだろう?この子は、どんな気持ちで施設から
この夕日を見るんだろう?
本当はハグしてやりたかった。何でこんな辛い思いをしないといけないの?
周りの親子が憎らしく、羨ましい…もう無力。
でも、手を放すと決めたのは私。これがお互いの自立への出発点。
私では力になれなかったことを、施設の仲間やプログラムが埋めてくれると信じている。
夕日をみるたび、この日を思いだして、切なくなる。
nao
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by familiesofaddicts
| 2023-07-24 08:18
| nao
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