待つこと
2023年 08月 25日
9月より家族相談会にはご予約（メール又は電話）が必要になりました。
🐇次回の家族相談会は9月17日（日）です🍡
薬物使用からくる幻聴、妄想で精神病院に1ヶ月入院した息子、これで良くなる、治るんだと安心したのも束の間、退院するとすぐ再使用が始まった。
その様子をそばで見ていて、もう私にはどうする事も出来ないと心底思った時から、自助グループ、回復施設の援助者の方、カウンセラー、時間の許す限り相談に出かけた。
それから数ヶ月が過ぎ、パンフレットを渡していた回復施設に行ってみようかな…と突然息子が言ってきた。
まさか息子の口からそんな言葉が出るなんてとても驚いたけれど、とにかく2人で施設に見学に出かけた。
施設の方、仲間の方達があたたかく迎え入れてくださって、息子も少しリラックスしている様子だった。
私は出来ればこのまま息子を置いて帰りたい一心で、息子を説得して欲しいとお願いしたけれど、施設の方は本人が帰ると言っているから、という事でしぶしぶ一緒に帰ってきた。
今思えばその対応は当然の事だけれど、その時は息子の気持ちを考えもせず、ただこの場所に置いていきさえすれば何とかなる、息子は回復出来ると思っていた。
早く回復して欲しいと焦る気持ちもあったし、そうする事で私が安心したかった。
それからさらに数ヶ月が過ぎ、息子は施設の方に自ら連絡を取り入所させてもらう事になった。
きっと、その時が息子にとってのタイミングで、私には待つ時間が必要だったんだと思う。
ただ、焦らず落ち着いて待つことができたのは、その頃私が自助グループに繋がり、学ばせてもらっていたおかげだ。
退所してからもいろいろあったけれど、今、息子は息子のペースで自分の人生を生きている。
出会った全て方々に心から感謝します。
macaron
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