不機嫌という名のコントロール
2023年 09月 04日
9月より家族相談会にはご予約(メールまたは電話)が必要になりました。
🍀次回の家族相談会は9月17日(日)です
子どもの頃、母の機嫌を伺いながら育ちました。機嫌が悪いと手が出るし、大きな声で怒られる。
怒られないように、目立ぬように過ごしていました。
自分が親になって分かったのは、母は3人の子育てをしながら働き、姑に仕え、疲れていたんだな、という事。私もフルタイムで働き、子育てをするようになり、毎日疲れていて、やっと母の気持ちは分かりました。でも、怖かった記憶や、愛されてないのでは?と言う寂しさは、なかなか拭えませんでした。
私は疲れていると、顔が強張り、物を乱暴に扱ったり、喋らずに周りに嫌な態度をとっていました。母みたいになりたくない、と思っていたのに、同じような事をしてしまう。娘も「ママ、何か怒ってる?」と顔色を伺うようになっていました。これではいけない、と思っても、治せない歯痒さがありました。
私は自分のしんどさを、分かって貰いたくて、無意識に不機嫌さを撒き散らし、周囲をコントロールしていた事に気付きました。
娘は被害者です。でも、娘自身は自分が何かしたから、私が不機嫌になるのではないか?と思っていたと思います。
とても可哀想な事をしました。
薬物を使うようになり、今度は娘が私をコントロールしてきました。
リストカットした、死にたい、薬使いすぎてしんどい、など関心を惹くような事を言ってきます。
私は自分の態度や親としての自覚のなさが原因なのでは?と、自責の念で一杯でした。
毎回オロオロし、話を聞いたり、腕の処置をしたり…のちに共依存だったんだと自覚しました。
今回復施設にいる娘は、やっと母のコントロールから離れて、自由なのではないかと思います。
私も自分自身の欠点を見直すチャンスと思い、プログラムに取り組んでいます。
お互い、相手の支配から逃れ、自分の人生を歩む事が出来るよう、祈るばかりです。
nao
ブログランキングに参加しています。