人気ブログランキング | 話題のタグを見る

タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

自分自身に焦点を向ける生き方

 2年前の夏 我が家に弁護士を名乗る男性から電話があった。長女が男性と一緒に、覚醒剤の使用で逮捕されたというものだった。私は恐れていたことがとうとう起きてしまったと愕然とした。
 実は、逮捕される一年前 娘から早朝に何回も私の携帯に着信があった。出勤前ということもあり、後でかけ直すと電話の向こうで娘は押し黙っている。
しばらくの沈黙の後、娘があることで落ち込んでいた時に
覚醒剤を勧めてきた友達がいて、使用してしまったと。
初めて使用した時は多幸感があったが、その後の精神の落ち込みが凄まじく 苦しくなって私に電話してきたということだった。
 その当時の私はなんの知識もなかったので、これはなんがなんでもやめさせなければならないと娘の元に駆けつけて、当時娘が生活していた最寄りの警察署に電話して逮捕してもらおうとしたり、娘に二度と薬物使用などしないように きつく言い聞かせたりした。そして娘はその時二度と薬物使用などしないと言ったので、その言葉を信じようとした。
 後で知ったのは、薬物の検査というのは使用者本人の申し出でないとダメなこと、たとえ逮捕されたとしても初犯は執行猶予がつくので服役することはないということだった。
初めての薬物使用の告白から、数ヶ月して 荒れた生活をしていた娘の 借りていた部屋の滞納分の家賃や公共料金を
私たち夫婦ですべて支払い 娘を連れ帰ってきた。
今振り返ると、私たちは成人した娘に対してやってはダメなことばかりやっていたんだなと思う。
 娘が逮捕された時にお先真っ暗だった私は、地域の精神保健センターからの紹介で家族会や自助グループにつながったた。自助グループでは 仲間に今の自分の思いを聞いてもらったり、家族会では色々な学びを得ている。娘は現在は執行猶予中で連絡もとっていない。
そして毎日寝る前に娘をお守りくださいとお祈りすることが私の日課となった。
自助グループで教えてもらったことは、自分以外の他人(娘)を変えることはできないけれど、私自身を変えることはできるということだ。
これからもこのことを常に心に留めて、他人を変えようとするのではなく、自分に目を向けて、日々過ごしていきたい。

sunshine








by familiesofaddicts | 2023-10-19 15:26 | sunshine | Comments(0)