足で稼ぎ、耳で聞いて、口でしゃべる
2024年 02月 09日
家族相談会に参加ご希望の方は、ご予約（メール又は電話）をお願い致します。
⛄次回の家族相談会は2月18日（日）です。⛄
先日、ある回復施設の家族会に参加しました。
その日のゲストの方が開口1番に
依存症者の家族になってよかった人はいますか？と質問されました。
息子は薬物の使用により様々な問題をひき起こすようになり
そんな息子を何とかしようと私は必死でした。
しかし、状況は悪化の道をたどり息子は自殺未遂をしました。
この出来事をきっかけに息子は精神病院に繋がりました。
そこで、医師から息子は薬物依存症だと聞かされ、この病気は回復はあるけれど完治のない病だと知った私は絶望したのを覚えています。
その頃から私は、緊張やストレス、不安からくるパニック症状に悩まされ、息子が入院する病院へ行くための快速急行に乗ることも、得意なはずだった車の運転も、できなくなっていました。
やがて家族会や自助グループに繋がり、私より大変な経験をされた仲間の話を聞かせてもらい、私は誰にも言えなかった事を聞いてもらいました。
そして、私がこれまでしていたことは薬物の使用を助長しているだけだったと言うこともわかりました。
通ううちに、あれほど泣いてばかりだった私が今では仲間と大笑いできるようになっています。1人ではないという安心感は大きなチカラとなってくれました。
そして、車の運転はもちろん新幹線にも飛行機にも乗れるようになり健康を取り戻し楽しい時間を過ごせるようになりました。
仲間の存在に出会わなければ私は苦しみから抜け出せずにいたでしょう。
息子が薬物依存症になったからこそ出会えた仲間に感謝。
仲間との出会いは自分自身の生き方を見つめ直すきっかけにもなりました。
依存症の家族のできることは
足で稼ぎ
耳で聞いて
口でしゃべる
これからも息子を信じ、私自身が回復をし続けるために、安心安全な仲間との分かち合いの場に足を運び続けます。
すもも
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