ヘラヘラしながら、俺はビッグになる!
2024年 03月 14日
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次回の家族相談会は3月17日(日)です。
当事者の息子から突然の電話
滅多に掛かってこないから、何事かと思い少々不安な気持ちで電話に出る。
「今、地元に帰ってきているから、昼から帰るわ!」
息子は仲間とつながり自立しているが、昔の親子関係とはまだほど遠くザワザワ感は否めない
なんだか座っているソファーの座り心地までなってしまう
そう思っているのは、僕だけではないかと思い
パートナーに「地元に来ているから昼から帰ってくるらしいで!」と伝えると
「ふ~ん、そう?」少し動揺しているようだ。
私は、彼女の変化を見逃さない!
夕方近くになり息子が帰ってきた。
友達とお酒を飲んでいたらしく、上機嫌でありヘラヘラしている。
勝手に冷蔵庫からビールを取り出して飲みだした。
「うん?やっているのか?」と思うような表情だった
なんだかんだ言いながら「俺はビッグになるで!」と言い出した。
疑惑が確信に変わる一歩手前で気づいた。
息子は、緊張するといつも「ヘラヘラするように笑ってしまう」それが、子供のころから人には理解されないこともあった。
「そうか、息子も緊張していたんだな」と気づく
兄弟で家族全員が集まるときでもヘラヘラ笑ってしまうので勘違いしたり、心配したりする事もあったがそれは受け入れよう。
息子の口から出てくる内容は、結構真剣に考えているようで自分の夢や計画を語っていた。
そしてそれを現実にするため、今何をしているかも話していた。
当たりもすっかり暗くなり、突然「父さん、お願いがあんねん!」
一瞬、「来た!」と思ったが、「駅まで送ってくれないかな?」と
少々ためらったが、駅まで送っていきました。
車の中で、息子に話しました。
「○○が、ビッグにならなくても、お金持ちにならなくてもそんなの良い
○○が、生き生きと自分なりにいてくれたら、父さんと母さんはそれだけで良い!」
息子は、うなずく事もせず黙って聞いていました。
息子からは、「俺こんなに頑張っているんやで!」という心の声が痛いほど感じた
それは親として成功してくれたら嬉しいが、その反動が心配だし、ただ息子が笑って暮らせてくれたら
それでいいと今は思えるようになった。
これは、無関心でなく
息子を信じるという事と思います。
承認欲求は、確実に遺伝し受け継がれていることを感じ、まあ仕方ないな~と思える再会でした。
GENGEN
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