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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

手放すということ

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🌸次回の家族相談会は4月21日(日)です。🌸


子供が薬物で狂っていた頃は、幻覚、幻聴でギラギラした目をしながら、おかしな行動ばかりを繰り返していました。

眠らない。出て行けば何日も帰って来ない。

パトカーのサイレンが鳴るたび、電話が鳴るたび、テレビで近辺のニュースが放送されるたびに

我が子ではないかと心がザワついていました。

それは言葉で言い表せないほど心配する反面、時には腹立たしく、鬱陶しくて「死んだらええねん」とすら思ってしまう自分がいました。

仲間の皆さんと出会った頃「愛ある手放し」のお話しを良く耳にしました。

当初、私には理解不能でした。

手放すって?何?

突き放すこと…?

見捨てること…?

自分の子供にそんなことを出来るのだろうか…

イヤ絶対無理でしょ!

親なのですから子供には回復へのレールを敷いてやらなければ!

それが親としての責任!っと思いながらも… 憎しみと愛情の心が行ったり来たりの繰り返し。

どうして、薬物なんかに手をだすかなぁ腹が立つ!それが素直な気持ちです。

でもね、仲間といると、こんな私でも物事の捉え方が少しずつ変化していくのです。

子供が薬物に手を出しはじめて67年が過ぎ、国の施設にも3度お世話になりました。

長年、言い表せない程の苦しみや憎しみや、時には喜びを経験しました。

子供が3度目の国の施設から出る頃、一通の手紙が届きました。

私への恨みも、感謝も書かれてあり、最後に久しぶりにお父さんと水入らずで話がしたい。

出所の時に迎えに来て欲しい。と…

私的には迎えに行ってやりたい

仲間に相談しながら2週間悩んで手紙の書き、返事を出したのが出所直前となり一方通行の手紙となりました。

内容は「迎えには行きません」

「これから先は自分の責任で生きて行って下さい」

「お父さんとお母さんは心を許せる、そして救ってくれる仲間がいます」

「貴方も貴方を救ってくれる仲間と出会える日を心から願っています」

「回復への支援だったらします」

そんな内容と施設の名刺を1枚添えて出しました。

手紙を受け取った息子はどんな心境でいるだろう…

憎しみで一杯な思いになっているのではないだろうか。

出所後、私を刺しに来るかも知れない…

ザワザワしながらも、あれから何事もなく1年が過ぎました。

私は今、どうして子供をもっと信じてやれなかったのかと情けない父親だったと心から反省しています。

現在、子供は何をしているのか知りません。連絡も来ません。

子供は自分なりに苦しみの中で理解している。

自分で生きるすべを知っている。

あの時、子供を迎えに行っていたらどうなっていただろう。

親身になってくれた仲間に心から感謝です。

「手放すということ」それは、大切な距離感。

自分自身を大丈夫と信じること。

そして、依存症者を何があっても信じる事!


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by familiesofaddicts | 2024-03-20 07:29 | Get up | Comments(0)