特急妄想列車
2024年 06月 13日
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次回の家族相談会は6月16日(日)です。
私の家の近くには、ちょっとした幹線道路や河川敷沿いの道路がある。
金曜日や土曜日の夜中にパトカーのサイレンの音が遠くで聞こえることがある
数年前、息子がバリバリの時には、しょっちゅう耳にしている感覚に陥っていた
それは、すぐそばでサイレンが鳴り響いているように聞こえる。そして、停止を求めるマイクの声
目をつぶれば、息子がニケツしている様子が目に浮かぶ
そして、場面は一気に変わり
「山奥で埋められたり、港の海にす巻きになって海に沈められているかもしれないと」隣で話している
「いや多分そう思っているだろう!」と私のセンサーはフルマックスで受信している。
「そんなことあるかい!」と思いながら、私も目を閉じれば
その風景に切り替わり、心の中でいくら抵抗しても気になってしまう。
私たちは、考えすぎだ!そんなことない!と思いながら、夫婦で妄想列車に隣り合わせで乗り込んでいた。
そして終点駅の行きつくところは、考えたくない場面
妄想列車は、途中駅に止まることなく一気に終点駅に進んでいた。
あれから数年が過ぎ、そんな日常から変わったのは何時からだろう?
今思い出せば、いつも仲間がそばにいた。
その人たちはいつも笑っている。
本当に同じ問題を抱えているのか?
夫婦だけの時は、笑うとか、楽しいとか、良かったとかそんな感情はなく
ただただ、辛かったし、お互いを責めていたし、覚えていない。
仲間と触れ合うことで、色んな事を教えてもらった。
いや、気づいた!
自分の辛い気持ちを変えることの大きな要因の一つは、辛かった環境から安心できる環境の中に自分を置くことだった
そして、自分の辛い気持ちや恐れを吐露することが出来たように思い出す。
そこから今の私たち、今の家族の再生が始まったように思える。
自分が安心できる環境に、自分から進んで歩くことは難しかったら
まず一歩を踏み出し、仲間に会いに行こう。
GENGEN
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