息子の部屋
2024年 07月 19日
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依存症の次男が家を出て2年が経ち、一緒に暮らしていた日々が少しずつ遠い記憶になりつつあります。
息子は家を出る時に、子供の頃から使っていた殆どの物を処分して必要最低限の物だけを持って行きました。
山積みになったゴミ袋を見て、過去を捨てていくようで少し寂しい気持ちにもなりましたが、子供の頃の思い出の品物に執着していたのは私の方だったからかも知れません。
寂しい気持ちとその反面、息子の部屋には辛い記憶も沢山ありました。
初めて薬物を使っていると知らされた事や、薬物をやめられなくなっていると泣いていた事、薬物が入っていた引き出し、遺書が置いてあった机、そして次第に壊れていった息子。
家族会や自助グループの仲間と出会ってからは、私達家族が息子を変えることはできないと知り、少し距離を置いて接するようになり、息子の部屋に入ることは無くなりました。
息子が家を出てからは、息子が使っていた全ての家具を処分し壁紙もカーテンも変えた事で、何か一つの心の区切りが出来たように感じました。
息子が遊びに来た時に、自分が使っていた部屋を「元俺の部屋」と言っているのを聞いて、今は自分の新しい道を歩んでいる息子を応援し、幸せでいてほしいと心からそう思いました。
macaron
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by familiesofaddicts
| 2024-07-19 05:30
| macaron
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