ゆく年くる年
2025年 01月 05日
家族相談会に参加ご希望の方は、ご予約(メール又は電話)をお願い致します。
次回の家族相談会は1月19日(日)です。
12月の家族会で、私が先ゆく仲間に話す機会を頂きました。
息子や家族の現状の話をお伝えし、色々な話を聞かせてもらいました。こんなだったな、あの時がスタートだったんだなと、初めて足を運んだ時のことを思いだしました。
2年前、息子が咳止めを大量にODし、自殺未遂をしました。その年末は、薬を買うことを助長しないようにと、クリスマスやお正月のお祝いにお金をもらうことが出来ないと身内に告げ、彼が受け取れないようにしました。
告げなくていい事実を告げ、身内を悲しませました。
主人から、「おばぁちゃんはあげたいはず、私のように鬼にはなれない」と言われ、心の中で「何生ぬるいこと言ってるねん。親の希望を満たすために、子供を死なせたいのか」と思っていました。息子がお金を持ったら薬を買うに違いないと決めつけ、健康的な判断や対処といったところから、私は程遠い場所にいました。
家族会や自助グループに繋がるまでのあいだは、こんな話は人に聞かせられない、家の中で何とかしないといけない、何なら私だけで何とかしないといけないと思っていました。家族の中ですら、私は孤立していました。
昨年のお正月は息子も含め実家に帰省しました。私はそれまでの疲れがたたり、思うような年始を過ごせませんでした。
今年のお正月は子供達と、ゆっくりとした日を過ごしていました。
そんななか、娘とあるお店に足を運びました。店員さんにある質問をした時?となり、私の悪い癖が出てしまいました。自分の求めている答えと違う答えが返ってきたため、反応してしまいました。
自分の反応の速さと対処の悪さにがっかりしました。
ただ以前なら、正論を振りかざし論破して終わっていましたが、今は隣に誰か(仲間)がいてくれ、それでいいのかな?と聞かせもらえるようになりました。
孤立しなくなったこと、注意やアドバイスではなく、私が自分の考えや行動を、自ら考える働きかけをもらえる仲間の中にいることで、私は自分を否定し過ぎず、やらかした自分も受けいれ、何が適切かを考えるようになりました。
とはいえ、やらかした事実はさっぱり消えるわけではありませんし、雰囲気よく過ごせていたお正月が、私の言動で台無しになったように感じ、落ち込みました。
当事者が生きづらさと向き合い、薬物をやめ続けていく難しさと同じ、私もこの慣れ親しんだ自分の生きづらさ(癖や思考)を手放したいと心から思いました。
出会った皆さんと共に、回復し続けて行きたい
私の新年の願いです
今月も家族会でお待ちしています
Kong
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