タフラブ(愛をもって手放す)
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次回の家族相談会は4月19日(日)です。
私には40才の息子と37才の娘がいます。
二人の子供は対照的な性格で、慎重で神経過敏な息子と、マイペースでしっかり者の娘だと思って育ててきました。
育てにくかった息子は転校をきっかけに体調を崩し、14歳の時に心療内科的治療を始めてから次第に処方薬に依存するようになりました。
20歳を過ぎてからは、そこにアルコールの問題も加わりました。
治療を優先するということで大学進学を諦め、アルバイトも就職もしないまま、さらに10年の歳月が流れました。
その間、私達夫婦は「親の責任でこの子を治して社会に出す!」という一念でたくさんの病院を巡りましたが、いっこうに良くなることはなく、病が長期化するにつれて家庭内で暴言.暴力が始まりました。
初めて保健所に相談に行ったのが、今から10年前でした。
その時のアドバイス「息子さんは依存症で、お母さんは共依存です。専門の病院へ入院させ治療をして下さい」という言葉に私は耳を貸しませんでした。
「そんなはずはない。私の愛情でこの子をなんとかします!」と言い切り、市が開設している「ひきこもり家族の会」を紹介してもらいました。
そこでは、「まずはお母さんの愛情が必要です。息子さんの気持ちに寄り添い、家庭内を居心地の良い空間にしてあげて下さい」と言われました。
でも、そのようにすればするほど息子の問題はエスカレートしていきました。
そしてついに医療保護入院になりました。その時の病名は「多剤精神作用物質使用による急性精神行動障害」というものでした。
3ヶ月の入院治療(減薬と断酒)を終え、家に戻ってきてからが地獄の始まりでした。
息子は、今まで自分の人生がうまくいかなかったことを親のせい(特に父親).医者のせいにし、私達を攻撃し続けました。
私はこのままだと家の中で殺人事件が起こると直感し、夫に家を出ていってもらいました。
その後減薬が進み、回復するかに見えた息子ですが、処方薬を0にしたところで別の症状「強迫性障害」と体中の痛みが出てきて、やめていたアルコールをのむようになり、また暴れだしたのです。
3年前、私自身が底つき体験をしたことで、ようやく「タフラブ(愛をもって手放す)」という概念に出会いました。
そしてすぐに、アルコールや薬物依存の自助グループ、そして関西薬物依存症家族の会に繋がりました。
私の気持ちや行動が変化したことで、その後回復施設とのご縁を得て、今息子はその回復施設で生き直しをしているところです。
去年の暮れ、依存症ではない娘が里帰り出産をし、我が家で育児をしています。
娘は幼い頃からマイペースで、あまり親に心配をかけてこない子だと安心していましたが、出産直後から様子がおかしくなりました。
名づけノイローゼのようです。
夫婦でつけた名前に不安を感じ、役所に名前を提出した次の日から改名したいと3ヶ月間言い続けています。
これはただのわがままではないと思い、仲間に相談したところ、
「両親の目が長い間、依存症のお兄ちゃんに向いていた、その影響で今は妹さんが赤ちゃん返りをしているようにみえます。
だから充分親元で甘えさせてあげてね」と言われました。
依存症が家族の病だということを、改めて思い知りました。
そんなわけで、当事者の息子も赤ちゃん返りした娘も、
この先どう回復していくのかはわかりませんが、私にはなぜか安心感があります。
それは辛い時、困った時に話を聞いてもらえる仲間の中にいるからです。
二人の子供にも、何でも分かちあえる本当の仲間に出会える日が来ると信じて、これからも祈りの日々を過ごそうと思っています。
そして私達家族会は、いつも扉を開けて皆さんをお待ちしています。
どうか一人で抱えこまないで、話をしに来て下さい。
リーナ
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