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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

涙そうそう

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次回の家族相談会は11月16日(日)です。


息子が大麻を吸っているのではないか?

わたしの中に小さな不安のたねを植えられたのは、息子が18歳の時でした。


県外に行けば、、、

大学に行けば、、、

親もとを離れ一人暮らしをすれば、、、

すぐにやめられる、やめてくれる。

そう思っていました。


実際、やめているものと思っていました。

息子が21歳の時、マンション8階から、飛び降り自殺を図る前までは、、、

死んでいてもおかしくないとこからの飛び降り、命があっただけでまるもうけ。そう思って、人生やり直してくれるものと思っていました。


私は、藁にもすがる想いで家族会、自助グループに通い始めました。


最初3年ぐらいはミーティングで話をするのが、辛くて辛くて、泣き続けていました。


ある時ふっと、泣かなくなっていました。

それどころか、なんだか冷たい人間になったなぁと感じる事さえありました。


泣かなくなって2年、先日、仲間との集まりで、涙そうそうの歌と三味線の演奏を聞き、久しぶりに涙がポロポロ溢れてしまいました。


会いたくて 会いたくて

君への想い 涙そうそう


私が感じないように蓋をしていたところかもしれません。

今日一日、自分に正直に、まぁいっか!


そう思わせてくれた、たくさんの仲間に感謝の一日でした。


   メダカ










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# by familiesofaddicts | 2025-11-11 07:06 | メダカ | Comments(0)

健康とは

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約1年、五十肩で苦しんだ。

とにかくピリピリズキズキして痛い。

寝返りうてない、ズボンもなかなか上げれない、洗濯物干せない、、、

不便で憂鬱になった。


仕事でも支障がでてきて、経験済みの同僚からは「整形外科行ってき」と「知らん間に治るで」と意見が分かれる。

もちろん私は後者を選び、知らん間を待つがなかなか来ない。


そして11月に入って、ようやくその「知らん間」来たような。

痛みがだいぶん楽になった。ちょっとのことだけど嬉しい。


WHOの健康の定義とは、「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない」とされている。

この定義で言えば、私は社会的にしか健康ではない。

肉体的、精神的には不健康。


肉体的に健康になるには暴飲暴食をやめ、もっと運動をしたらいいのはよく分かっているので、自分自身でなんとかなる。


では、精神的に健康になるには?

私の場合は、家族会に行き仲間と会いパワーをもらうこと。これは定期的に行くことでもやもやした気持ちがまたリセットされ、明日から頑張ろうと思えるようになる。精神的に健康になるには「知らん間」は存在しない笑笑。


さぁ、来週は家族会です。

皆様も精神的な健康を取り戻しましょう。


お待ちしております。



うらら





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# by familiesofaddicts | 2025-11-08 07:40 | うらら | Comments(0)

天使不在

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『家庭の天使』という言葉を知っていますか?

19世紀のイギリスにおける理想の女性像をあらわす言葉で、家族のために献身的かつ従順に家事や育児に取り組む女性を指すそうです。


私の母は20歳のとき同い年の父と結婚し、21歳で私を授かりました。

自由奔放でエネルギッシュな人だったので、仕事に習い事、スポーツ、他人のお世話等々、平日も休日も家にいることはありませんでした。


そんな母は私が小学生の時に事故で亡くなりました。祖母と同居するようになり、何かあってはいけないからと、子供が小さい間は頻繁に家をあけるのはやめた方がいいと、口酸っぱく祖母は母に伝えていたそうです。母はどこ吹く風で話に耳を貸す余地がなかったと、よく聞かされました。


母が早くに亡くなったことで、家の中で沢山の問題が起こりました。まだ幼かった私は、母の行動は良くないことだったのだといつからか認識し、祖母の価値観が正しいのだと植え付けられました。


家庭の中が安心安全な場所でなかったので、当然のように自分が結婚し子育てしていくなか、母と真逆のことが正しいのだと、夫や家族に献身的に関わりました。


お母さんは、いつも笑顔で、家の中では太陽のような存在でないとならねばならないと信じていました。また、家庭を支えて良い妻でいれば家族が幸せになれる思っていました。


ワンオペ育児や名前のない家事労働、家の中のことは何から何までこなせるようになりました。

自分の頑張りが自分の不満を重ね、誰も幸せでないことになっているとは、まったく気づいていませんでした。


息子のオーバードーズがわかった時、息子を支援してもらえる場所を探しましたが、本当に助けてもらわないといけない人は、私自身でした。


家族会で耳にしたのは.

まず私が元気になり、相談できる場所に繋がることが大切であること。

依存症の正しい知識や適切な対応を知ること。

「私はあなたを大切に思っている」ということを、心からの言葉と行動で伝え続けていくこと。


息子の問題対処が最優先だと思っていたので、私自身が元気になることが一番にくることが不思議に感じました。

やがてこの言葉の大きな意味を、自分と仲間の経験を通して実感するようになります。

繋がって三年の月日が流れ、状況は少しずつ変わりました。

私は母と同じように自分のお世話を始め、他人(自分以外の人)のお世話をしなくなりました。そして、家族も自分で自分のお世話をするようになりました。


私は家の中でつまらないダジャレを言い、よく笑うようになりました。同時に、私って今まで家の中で笑ってなかったことや、そんな空気感で過ごしていたんだと気づきました。

簡単なことかもしれませんが、1人では気づけなかったこと、変えられなかったことでした。




朝晩、寒さを感じる日が増えてきました。

今月も家族会に参加してくださる方をお待ちしています。

お会いできますように。



kong



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# by familiesofaddicts | 2025-11-02 10:15 | kong | Comments(0)

自分を許そう

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一昨年に父を 昨年に母を見送り、空家状態になっていた実家の売却が決まったので最後の荷物整理の為に帰省していた。

母が遺したおびただしい数の洋服や着物はその殆どがゴミとして処分する事になる。勿体ないとは思うけど誰もそれを欲しいと思わないし着物もほんの数枚を除いて殆どが価値のないものなので仕方ない。それにしてもいつの間にこんなに沢山着物作ったの…と少々腹立たしい思いもあったけど、貴金属を買い取り専門店に持って行ったらそこそこのお小遣いになったのでまぁええか…。(文字通り現金なもんだ)

あちこち引き出しを開けていくと沢山の写真が出てきて、その中に息子や娘の幼い頃の写真が何枚もあった。

娘が私のお腹の中にいて、3歳の誕生日にお祝いの料理やケーキをテーブルに並べて笑顔で写っている息子と私の写真を見たら、少し泣けてきた。そして、私も必死で頑張って子育てしてたんだなぁと思えた。

我が子が依存症になったのは、親の育て方が悪いのではなく、誰しもが罹る可能性のある病気です と私達は家族会でもよくお話をする。本当にその通りなのだ。

でも、それでも、自分を顧みるとやっぱり沢山の言葉で息子を傷つけてしまった過去の自分が許せないと思う時もある。過去には戻れないのでどうしようもないのに。

でも、その写真を見た時「もうそろそろ自分を許そう」と思えた。

着物や貴金属は手放したけれど、亡くなった両親が私に遺してくれたのは、もういいんじゃない?という思いだったのかも知れない。

「自分を責めても罰しても我が子の依存症が回復するわけではない。」

悩んで相談に来られた方々と、私達はそういうお話をいつもしています。

一人で悩んで苦しんでおられるなら、私達の所で一緒に考えてお話をしませんか?思いは同じです。

お待ちしています。


          Jasmine




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# by familiesofaddicts | 2025-11-01 11:22 | Comments(0)

2週間の保釈

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「俺、回復施設に繋がるから‼」

耳を疑うかの様な言葉を発したには息子の口からだった。


自宅の玄関を開けるなり出迎えたパートナーに力強くハグをし

「出てきたら回復施設に行くから。 保釈してくれて有難う。ありがとう。」と繰り返す息子。


回復施設の計らいで、1時間だけ施設の方に付き添われ帰宅許可がおりたのです。

周りの仲間の方々も息子が一時帰宅することを施設に直談判してくれたのでした。


4度目の逮捕。

彼からパートナー宛に届く手紙に少しずつ変化がありました。

自分の人生を振り返って時、何度も人を裏切り傷つけて来た自分が嫌になっていた様です。

離婚してしまった。元の奥様にも後悔と謝罪の手紙を出したそうです。


幾度となく施設の方々が拘置所に面会に通って頂きました。

そんな中で自分も薬物を使わない人生を歩んでみたいと自分の心が変化していきました。

自分の力で薬物をやめる事は出来ない事も手紙に書いてありました。


保釈は過去3回の逮捕で行ったことはありません。

今回は、回復施設が身元引受をする事で特例として2週間の保釈が認められました。


裁判で情状酌量の証言台に立ってくれたのも施設の方でした。

そんな場面で息子は「こんな俺に…と心で泣き感謝しかなった。」と

帰って来た1時間の中で話してくれました。


保釈中の彼の1日はと言うと、毎日何処かの当事者達のミーティングに出掛けるそうです。

毎日歩いて足に大きな水ぶくれ出来ているそうです。

そして回復の為の勉強会。

「俺はもう、とっくに底つきをしていた。」と認めていました。

お父さん達は自助グループで「俺らを突き放すこともあるんやろ?」

とも言っていました。

「いやいや、そこは愛ある手放しと言ってくれよ。」

今の息子は、乾いた砂が水を吸収するかのように、貴重な体験を自分の身体に吸収しています。


ああ、こんな日が来るなんて!

このタイミングで保釈、精神的に安定して息子の環境。

何もかもが今しかない!と導かれた様に現実化されました。

本当にこんな事がおこるのだ…

不思議なタイミングと全ての方々に感謝しかありません。


そんな保釈期間は本日で終了。

明日、裁判の判決が言い渡される。


数年後、刑期満了の時。

この2週間の体験が彼の人生の大きな分岐点となっている事を心から祈る。

           

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# by familiesofaddicts | 2025-10-29 09:31 | Get up | Comments(0)