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関西薬物依存症家族の会のブログ ピンチがチャンス!

夕方に目を覚ました次男坊に 

すぐさま僕は駆け寄り 確かめた 

何よりも昨日までの おかしな次男坊

完全に正気を失った次男坊が 

元の状態に戻っているのか

その一点を  話し始めて直ぐに

結果が判った

頭の先から足の先まで 黒い重たい液体が

ドロドロとゆっくり

僕の中で流れた感じがした

まったく状況は 変わっていない 

これまで家族に対して

自分に対して 先の事まで 

計画し設計して来た 設計者の僕の

設計図が狂い始めた

何度 話しても 何を話しても 

何度 質問しても 結果は同じだ

そこから 設計者の僕は 

設計図を修正し始める

狂った設計図を 何度も 何度も

消しては描き 描いては消し

病院から 行政の窓口から 

薬物依存関連の施設から 

ネットや電話を駆使し 昼夜問わずに 

狂った設計図を正しい設計図に

修正する事に翻弄した 

電話をすれば 
顔の見えない相手に 

藁をもすがる思いで話しては 泣き

行政の窓口に行けば 

若い女性に一般論で悟されては 泣き

家族も変わらないといけないとの 

アドバイスの声には 僕の事じゃない!

なんて悠長な事を言うのかと 受け入れず

どうにもこうにもならない 

一方で

次男坊が 外出しようとするのを

力づくで止め 部屋に止めた 

なんとかしなければ 

昨日まで 思い描いた

設計図も全て狂い始め 

修正する事は 直ぐには

不可能である事だけは 

理解出来てきた

学校に普通の状態で

登校させなければ 

卒業が出来ない 

卒業出来なければ

就職先が無くなる 
その脅迫観念 

親としての義務 

これまで積み上げて来た

僕の努力 我慢 

思い描いた理想の家族 

そんな思いを 思えば思う程

僕の設計図はどんどん狂い 

勢いをましていく

木枯らしの吹き始めた 冬の日
いよいよ僕が描いた 設計図は修正が

出来ない程に 大きく狂いはじめた・・・・

     やぶれたタカのつばさ


# by familiesofaddicts | 2019-10-25 09:00 | Comments(0)

解放

右手が不自由な女性に出会った

薬指が腫れている

ペンが持ち辛いので補うモノが必要で…と

指の拘縮もあるようだ


煉って形にするパテを提案した

細いモノに厚みをつければ

持ちやすくなる

カトラリーにも使えるはずだ


右手が使い辛いので

斜めになるけれど左手で書いていて…

左手を使うと右脳の活性化にもなるしいいのよ~と

晴れやかな笑顔だ


右脳は感性を司るといわれているが

この女性の豊かさは生来のものだろう

不自由さを嘆かず

与えられているモノを生かす姿勢だ


依存症の次女にも与えられたモノがある

ぼんやり描いていた彼女の将来のイメージ

今ではすっかり変わったけれど

それを不満や不足には思っていない


思い通りにしようと

もぎ取ってしまいそうだった

彼女のもつ可能性


彼女の生き方を受け入れて

痛みを伴う出来事からも救い出さない

彼女の成長の機会になっているのではと

思うほどだ

私の考え方が不自由だったのだ


もう一つの不自由さは

次女の病への対処を自分の力に頼ったこと

依存症に絡めとられたような

抱え込んでうずくまった心身では

前に進むことは出来なかった


助けてもらってもいいのだ

一人じゃ辛すぎる

同じような苦しい人たちに

自らの経験を伝えて

共に歩むことができるのだもの


世界中のどこかで開かれている

助けのある場所

差し伸べられている仲間達の手

その一員であることが誇らしい

   Luna


# by familiesofaddicts | 2019-10-24 15:39 | Comments(0)

笑顔で元気になろう

仲間が笑っている。
そして私も!

私ほど、
ひどい問題を抱えている人はいないと、
思っていたあの頃、
今の私はいなかった。

でも後悔することは止めよう。
それは今自分ができることを邪魔するだけで、
何の解決にもならないのだから。

私が望んだ期待は止めよう。
それは自分の考え方と行動を、
自らゆがめることになるだろう。

自助グループのなかで、
理解と力と希望を見出すことができた。
そして、
自分以外の人の生き方に対して、
私が支配することはできないということも。

仲間がいるから、
回復を信じることができる。
だってそこには希望という笑顔が、
あるからだ!

私はこれからも、
新しい仲間を笑顔で迎えよう。

乗り越えることができないと思っている問題も、
元気になれば、
前に進み出すことができるのではないだろうか。

 *sheep*


# by familiesofaddicts | 2019-10-23 20:28 | Comments(0)

仲間とは

このブログを読んでくださっている方の中には、頻繁に出てくる「仲間」という言葉になんなんだ?と疑問をもっている方もおられるかもしれない。

何年もの間、息子の薬物依存の問題を誰にも相談できずに孤独な闘いを続けていた私が、どうにもならなくなってたどり着いた先の回復施設のスタッフから、「お母さん、まずあなたが自助グループに通って!そこからが始まりだよ」と言われた。
相談したらすぐに解決策を教えてもらえると思っていたら、自助グループに通うことが始まり?
全く気乗りはしなかったけれど、とにかく言うことをきいておかないと、つかんだ藁を手放すことになる。
ただ、それだけの思いで自助グループに参加したあの日。
どんな集まりで、どんな人が参加しているのだろう?
人見知りな私は、恐るおそる扉を開けた。

予想に反して、そこにいる人たちは、初めて訪れた私を優しい笑顔で歓迎してくれた。
「なんなんだ?この穏やかさが、にこにこ笑顔が怖い。宗教なの?」
それは、それで恐ろしかった。
ミーティングが始まり、参加者がそれぞれ話を始めた。
参加者の穏やかな雰囲気からは想像できない壮絶な話が次から次へとシェアされていった。
「こんなにも大変な状況なのに、なんでこの人たちは落ち着いて話をしてるの?そして、さっきから何度もみんなが仲間に助けられて、とか仲間のおかげでって言ってるけど、仲間ってなに?なんか、怖いんですけど」
正直、そう思った。「仲間」という言葉に違和感と拒絶反応があった。
私の話す番になった。
今まで誰にも話したことのない息子の問題を、自分でも気づかないうちに話していた。そして、泣いていた。
なぜ、話せなかったことを話し、人前で泣いたことのなかった私が泣いてしまったのか、自分でも不思議だった。

そうやって、私は自助グループに通い始めた。
今まで本人の意志の弱さだと思っていた薬物依存症が病気だということ、そして私と同じような経験を持つ人たちがたくさんいることを知った。
家族で解決できる問題ではない、ということを知った。
ひとりではとてもできそうにない解決策も、私と同じような経験を持つ「仲間」と呼ばれる人たちが一緒だとなんとかやっていけることがわかってきた。
そして、私だけではなく、息子にも息子と同じような経験を持つ仲間がいることがわかった。
そうか、それならよかった。
私が仲間の中で回復していくように、息子も仲間の中で回復していくのだ。

「仲間」は友人でも、同僚でも、家族でもない。
「仲間」という言葉以外に置き換えることができない、不思議で、力強い、受容と寛容、信頼、愛のある言葉だ。

同じ経験を持たない人たちとも、いつか「私たちは仲間だね」と言えるようになりたい。

  *NINA*

# by familiesofaddicts | 2019-10-22 13:54 | Comments(0)

3つのありがとう

3つのありがとう


ありがとうって言葉が好きになったのは、彼の生きづらさを感じて

何年経ってからかな?って

ふと思う。


週末より、職場からの旅行。

数年前は息子の問題で後ろ指刺されてるようで行けなかった。

近年参加するときも仲間の助けが必要だった!

今回.改めて家族には

留守中頼みます。とだけ言っての出発!

『ありがとう』


その中で寺院のワンコーナーに目が止まる。

3年後の私に手紙を書きませんか?』って

三年前は息子の狂気の行動に私の狂気がどんどん悪化していく事を感じていたなぁ〜

自助グループに繋がる事を重ねると

彼への気持ちが変わり今を生きている事に!

『ありがとう』

3年後の私はわからないけれど、仲間の中で

笑っていたいなぁ〜


そして、日本ラグビーW杯。

ONE TEAM。諦めないチーム。

堂々と。

未知の世界 新しい歴史を作った

自分たちの力を出し切れたのは、スタメン選手だけではなく、その人たちチームを支える人が、あったから。

彼たちがここまで来れたのはきっと奇跡ではなくて、必然的だと思う、その時の彼たちは、

相手チームを称えながらも自分たちを労い感謝の言葉を伝えた。

ラガーマンのコメントを聞くたびに私たち自助グループのように感じる。

『ありがとう』って『仲間が大好きだよ』って


ONE TEAMで一緒に〜


IKO


# by familiesofaddicts | 2019-10-21 06:30 | Comments(0)