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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

リハビリ施設からの連絡

先日、息子が入所しているリハビリ施設から連絡がありました。

息子の状態が悪いとの事。

様子を聞くと、どんな状態になっているのか想像ができます。

夜に寝なくなり、夜中にウロウロして、コンビニなどで万引きをする。

息子は、大麻やLSD等の薬物使用がきっかけで精神病を発症しました。

それからは薬物使用がないときでも

何かをきっかけに精神病を発症するようになりました。

リハビリ施設のスタッフ方々への申し訳ない気持ちや、

息子を不憫に思う気持ちで私の心の中は一杯になりました。


私には息子の病気をどうすることもできない事や、

私が息子の病気を引き起こしたわけではない事。

そう理解しているつもりですが、なんともやりきれない気持ちです。


しかし、そんなことばっかりを考えていても何も変わりません。

原因や理由を見つけることで未来を変えることはできません。

そして以前とは違い、私も息子も孤独ではありません。


今回のように問題が起こった時、

いつも私の心を支えてくれている仲間に連絡します。


そして、冷静な立場での意見をもらって私も冷静になります。


の決断が必要なときは、施設のスタッフと相談して対応します。

すぐに相談できる仲間がいる。

いろんな経験をしてきているたくさんの仲間がいる。

私は仲間に助けられてきたことで、以前の私の未来は変わりました。

これからも仲間とつながり続け、どんな時も前向きに考えることで

不安な気持ちのままで想像する未来を変えていけると信じています。

すずめ


# by familiesofaddicts | 2021-08-09 15:19 | すずめ | Comments(0)

依存症からの回復

薬物依存症の家族としては、

「回復」が永遠のテーマのように思えてしまいます。


我が家の依存症の息子は、

リハビリ施設に入所をしてはいるけれど、

果たして「回復」に向かっているのだろうか?

私はリハビリ施設へ息子を入所させることが、

この依存症という病気に対するゴールだと思っていました。


入所させれば、どうにかなる。

と思っていたのです。


でもどうにかなったのは、

息子よりも狂気じみていた親の私達の方でした。

物理的な距離を持つことで息子を手放すことができ、

改めて依存症という病気と向き合うことができました。

本当の手助けについても冷静に考えるようになりました。

息子がこれから、どのようになってゆくのかはわかりません。

回復の仕方はその人それぞれで正解はないと思います。

今、私にできることは、

息子にも、回復の道はあると信じること。


私自身が元気でいることや孤独にならないこと。


何より、私自身が回復し続けるために

自助グループに通い続けることが大切だと思っています。

すずめ


# by familiesofaddicts | 2021-08-01 00:29 | すずめ | Comments(0)

夏休み

息子達が幼い頃は、
夏休みには毎年旅行に行くのが楽しみだった。

海や山、子供達が楽しめて愛犬も
連れて行けるところを探しては計画を立てていた。

夏休みが不安と恐れの日々になったのは、
息子が髪を染め夜遊びをするようになった頃からだった。

息子からの真夜中の電話にもすぐ出られるように、
いつも枕元に携帯電話を置いて「迎えに来て」の一言で何時でも車を出した。

息子を何とかしたかった。
どんどん遠くに行ってしまうようで辛かった。

今思えば、私はこの頃から共依存症だったのだろう。
私が何とかしなければと、息子の問題を全て引き受け続けた。

そして息子の問題がどうにもならなくなり、
解決方法を教えてほしくて自助グループへと繋がった。

そこで最初に学んだのは、
息子の問題に対して無力だということ。

私には息子を変える事は出来ない、
変えられるのは自分自身だけだと言う事だった。

最初はよくわからなかったけれど、
通い続けるうちに少しずつ理解出来るようになってきた。

そして同じ問題を抱える仲間と出会えた事で、
とても気持ちが楽になった。

ずっと息子の問題に巻き込まれていたし、
自分の気持ちなんて置き去りにしていた事に気がついた。

今年も暑い夏がやってきたけれど、
不安と恐れで一杯だった私はもういない。

これからも自助グループへ参加して仲間の話に耳を傾け続けよう。

macaron

# by familiesofaddicts | 2021-07-30 20:13 | macaron | Comments(0)

俺だけ、ハミゴやん

昨日、依存症の次男からのLINE

「何か家族の集まりとか

実家に帰るとか

兄ちゃんは知っていて

俺だけスルーやから

ハミゴみたいで悲しいわ!」


このLINEが送ってきた時ざわついた。

次男は、どんな気持ち顔つきでLINEを送ったのか?

妄想が走る。

頭の中が、グルグル回り始める。


最近、いろんな問題を抱え

弱っている僕には辛い出来事だ

普通に返信したらいいが、

その普通が、分からなくなっている。


どの様に返信しようか?と悩むザワツキの気持ち。

そして次男に対し言い訳の気持ち

それは、責める気持ちにも似ている感情もある。


僕は、12ステッププログラムの

ステップ10

「日々の棚卸し」を行った。


この感情は、何処から来るのだろう?

傷つけたくない。

これがきっかけで、スリップしたらどうしよう。

約束しても、来ないだろ。

一緒に実家に帰った時、薬物使って大変だったじゃないか。

等など、モヤモヤしていた感情を

心の中で明文化した。

すると、意外に心が鎮まる。


僕は、普通に返した。

「そうか、ゴメンな

ハミゴにしていないよ

長男や三男から連絡してきている。

実家の件も長男から聞いてきているし、別行動で帰省だよ」


そして次男からの返事は、意外とあっけらかんとしていた。

LINEのやり取りの結果はどうであれ

自分の感情が大事と思う。


次男が、怒ろうが笑おうが

それは、次男の問題


同居していて、いろんな問題などがあった時も

同じような反応していたと思う。


他の人の感情に巻き込まれない。

それは中々難しいが

ステップを実践して行こう。


でも、仲間の話に共感する事や

うれしい事、楽しいことは

どんどん巻き込まれて行こう。



GENGEN


# by familiesofaddicts | 2021-07-29 09:37 | GENGEN | Comments(0)

呪縛を解き放て。

家族の問題は、家族で解決しなければならない。
という呪縛が私たちを苦しめていた、と気づくのにずいぶん時間がかかりました。

依存症の問題に限らず、この呪縛に苦しんでいる人たちがたくさんいるのではないでしょうか。
この呪縛を解くのは簡単ではありません。
特に、世間体、周りの目を気にして生きてきた私には難しいことでした。

世間ってなに?
そう問われると、ちゃんと答えられないのだけれど。
とにかく周りの目が怖かったのです。
家族の問題、特に薬物の問題をよそ様に知られてはいけない。その思いが強すぎて、問題の本質を全く理解できなかった。
苦しい時があまりにも長すぎて、正常な思考もできなくなり、私自身もおかしくなっていました。

何が問題で、それを解決するにはどうすればいいのか。それすらわかりませんでした。
誰かに話すのも怖かったし、どう話していいのかもわかりませんでした。

初めて回復施設に相談に行った時にも、正直に話すことなどできませんでした。
こんなにも困っているのに、口から出てくる言葉は
「ほんとは優しくて、いい子なんです」
「仕事もまじめにやって、人からも好かれる子なんです」
「優しすぎて、傷ついてしまうのです」
「私も彼の話をよく聞いているし、親子の関係性は悪くないんです」

ああ、恥ずかしい。こうやって書いてみるとほんと赤面してしまいます。
取り繕おうとする気満々。なんのために相談してるんだか。
しかし、そんな親には慣れている回復施設のスタッフ。
呆れるでもなく、淡々と客観的な話をしてくれました。
それでも、「いやいや、うちの息子はそこまでひどくないし」と心の中では思っていた私は、ほんとにおバカでした。

回復施設のスタッフの勧めもあり、自助グループに参加するようになっても、しばらくは正直に話すことなどできませんでした。
けれども、薬物の問題を話せることがうれしかった。
苦しいこと、困っていることを話せるのがうれしかった。
しばらくの間は、息子の問題ばかりを話していましたが、だんだん、自分のことを話すようになっていきました。
そうすると、いろんなことが見えるようになってきます。
家族の問題を家族で解決することは、難しいのだなあ。
そうか、誰かに助けてもらっていいんだ。いや、むしろ誰かの手を借りなければいけないんだ。
徐々に呪縛から解き放たれていきました。

今度こそ、今度こそ!とずっと同じことをやり続けてきたけれど、問題は解決するどころか、悪くなる一方だったんだ!
そうわかるようになりました。
家族がまずそれをわかるようになる、このことが問題解決の一歩です。

家族会や自助グループは、呪縛を解く場所でもあります。


*NINA*



# by familiesofaddicts | 2021-07-27 11:57 | NINA | Comments(0)