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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

青くて凄いやつ

次男の薬物問題から、思えば14年の歳月が流れている。

僕たち家族は、その時点からどうしようもなくなってしまう。

恐れ・不安・絶望・そして憎しみ

依存症家族の仲間なら、誰もが経験していることだろう。


次男の薬物問題発覚から、いろんな所に足を運んでいた。

今のうちに何とかしたい。

父親として息子の依存症を直さなければ

息子が、薬物を止めさえすれば家族は幸せになる

家族を再生できると、当時はそう思っていた。



4年ほど前に自助グループに繋がり、すごいやつに出会った。

それは、自助グループで使っている全21ページの薄くて青い書物と

そしてのちに出会う、BIGな青い本だ。


当時は、ただ読んでいるだけで文章や意味が身についていない。

何を書いてあったかも、思い出せないと言うか、意識すらしていなかった。


僕は、仲間の手助けにより青くてBIGな本を使い、

12ステッププログラムを実践して行くことが出来た。

そして、今は12番目のステップを続けている。


そこから、僕自身が変って行った実感がある。

そして、依存症者を含む私の家族・会社の人たち。

変えられるのは「自分だけ」だが、自分が変ったら周りの人も変わってきた。

特に、長男・次男・三男だ。

親子の繋がりで、息子達に変化が表れたことは凄いことだと実感している。

僕は、父親としての罪悪感・劣等感が強かったが、今はちょっと自信がある。


決してコントロールする事ではなく、彼らを尊重し自分の気持ちを素直に伝えることだ。


最近になって、ようやく薄くて青い書物やBIGな青い本の

書いてある文字や、意味がどんどん私の中に流れ込んでくる。

「確かにそうだ」・「そういう意味だったのか」と腑に落ちる事ばかり


ただ自助グループに通っているだけだったらそうは成っていないだろう。

ただ読んでいるだけで、自分の意識の中には存在していなかったと思う。

そして、それを実践することはできなかった。

仲間・12ステップそして、愛を感じている実感!

これが、今の僕を育てて貰っている。


青いやつに書いてあることを、すべて行動に移すことは大変だが

努力はして行こう。

時間は掛ったとしても、必ず何かは良くなる。

少なくとも、僕には変化が現れた。

それには3つの事と2つの青いやつ、どれか一つ欠けてもだめだ。


次男の薬物の問題はどうなっているか?知らない。

しかし、彼は今のままでは駄目だ、良くなりたいと願い行動に移している。

このような事も有ると知って欲しい。


そして、自助グループに繋がる人が一人でも増えて欲しいと願う。



GENGEN


# by familiesofaddicts | 2021-03-25 08:23 | GENGEN | Comments(0)

非行少年

 次男は、14歳からいろいろな

問題行動を起こした。

いわゆる非行行為

そのころに私が繋がった非行少年の家族会。

我が家の次男は28歳なので、

最近は行ってなかったけれど

この日は、

なぜか行ってみようと思い足を運んだ。


ある一人の方の話に集中した。

その方とは、もう何年も前に出会っている。

そして、薬物での逮捕、あるトラブルからの

多額の借金返済もされたとの事。


そして、ここからが私が心が

大きく反応したことを感じる。

ある先生が、

「お母さん、よくやりましたね。」と

借金返済も親だから保釈も彼の為だから

最後に、「早く戻ってきて一緒に借金を返すために働いてほしい。」と言われた。


私は、その方と別れるまでに

自分の心に問いかけた。

仲間なら、どうするだろうか?

仲間なら、なんて声をかけるだろうか?


私が、自助グループに繋がった時を思い出す。

絶望、孤独、罪悪感


私の話す番がやってきた。

自分の経験した話だけをした。


そして、別れ際に

「自助グループに来ませんか?」ってだけを

伝え連絡先を交換。


どうか自助グループに辿り着けますように

そして、仲間と共に生きていくと

「愛」という贈り物で

安らぎ、平安、希望の光があることを

感じてもらえたらと切に祈ります。


IKO


# by familiesofaddicts | 2021-03-22 11:10 | IKO | Comments(0)

他者奉仕

去年の夏ごろ、私はSNSで家族に依存症者が居ること、私も共依存であったことを投稿した。
身近な人には話すようにしていたが、投稿にはやはり勇気が要った。

だけど、それだけで自己満足をしてしまっていたのかもしれない…と、近頃思うようになった。
依存症家族の勉強会に行ったり、日々の仲間の活動を見ていて、私にも次の行動が必要だと思う。

先ずは自分の状況を知ってもらうだけではなく、同じ問題で困っている人に声を掛けてもらえるように投げかけていこう。

ある人の話がリンクした。
人々は連続する自分の世界の物語の中で、暮らしています。それで安心している。だけど、平々凡々の日常は続かない。
困難に遭遇し、魂を成長させていく。その究極的な目的は他者に伝える知恵と力を得ること。
すなわち、他者奉仕である。と。

世の中の依存症に対する捉え方や対応が変わっていくのを祈りながら、私のできることをしていきたい。


sakura

# by familiesofaddicts | 2021-03-15 15:19 | sakura | Comments(0)

生きていて欲しかった

3月10日は、8歳年下である弟の3回忌だった。
彼は、48歳の若さで突然この世を去ることになった。

私が、長男で彼は次男
古い考えの強い田舎なので、当然私が家督を継ぎ両親の面倒を見るのが当たり前
次男の依存症の事で弟に相談して、弟が家督を継ぎ両親の面倒を見ることになった。

自助グループの書物には、『助けるということは、何もせずにいることです』と書いてある。
しかし当時の私は、次男を何とかしたい・彼の人生を見届けていたいと言う気持ちでいた。
次男の回復に弟が関係しているわけではないが、弟の存在は私の支えだった。
彼が亡くなり、それがハッキリと痛感した。

存命中の弟から
Facebookで畑や田んぼの様子、田舎の四季の移り変わりなどの便り
両親の近況や、四季の作物が詰め込まれた宅急便
帰省すれば、一緒に農作業そして農業の将来像を語り合う。

2年前に亡くなり、少しずつ気持ちが軽くなりかけていた感じであったが、
今年の1月2日に父も逝く。
弟の時と同じように父に旅支度をし、そして変わってしまった。

筋肉痛が2~3日遅れてくるような感じで、2月・3月になってから心がしんどくなった。

やっぱり、生きていて欲しかった。
語り合いながら吞みたかった。
もう一度、君の暖かい肌に触れたい。
いっぱいある。
現実を受け止めようにも、どうしようも出来ない。

先日、久しぶりに仲間と一緒に酌み交わした。
コロナ禍で、去年の夏ぐらいからであろうか?久しぶりであった。
仲間と一緒にいるだけで、心が癒される。
調子に乗って、どんどんやってしまう。

匿名の仲間であるが、僕の心の中は彼らが一番知っている。
理解し合えなくても、傍に居てもらえるだけで良い。

仲間がいるから、この問題も乗り越えていけそうだ。


GENGEN

# by familiesofaddicts | 2021-03-11 06:10 | GENGEN | Comments(0)

大きな変化

仲間に勧めて貰いをブログを書くことになり

どうして、続けていることが

できているのかな?と時々思う。


人とのコミニュケーションが苦手な私

自慢できることも自信もない。


そんな私に次男の依存症問題が現れて

もっと、心を閉ざしてしまう!


ただ、何かわからない光が私を照らしてくれたかのように

ここからが大きな変化に遭遇していく。

「自助グループ」に繋がったこと

無名であること、言いぱなしと聞きぱなしが

ルール。

仲間ができたこととプログラムを学べた事で

すごく助けてもらった。

このプログラムに6番目と7番目があって

行動を変えていくことを実践をする。

ある仲間は、地味だけど大切なプログラムと

教えてくれた。

そして、昨日の学びの場でも仲間が

「行動します。」と力強く言っていた表情に

以前の不安な面影はなかった。


私の行動した先には、

自分を大切にする事

そして、今私にできることは何かな?と

考えていたら、ある地域の依存症対策での

意見交換の場があり参加させてもらう機会を

与えて貰う。


できるかできないではなく、やるかやらないかもプログラム。

わからない事は仲間が助けてくれる。


『仲間の中にいることで大きな変化がある

 一人ではない』


ブログを通じて、変化を伝えていきたい。

感謝です。


IKO


# by familiesofaddicts | 2021-03-08 07:51 | IKO | Comments(0)