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関西薬物依存症家族の会のブログ ピンチがチャンス!

176.png 今度の家族相談会は4月16日です 176.png


「おっ!グリとグラや‥笑」


私は、コロナが襲撃するタイミングと同時に” 痛風 ”を発症した。

マジにムッチャ痛かった。涙


だから二ヶ月に一度、かかりつけ医に行き、

採血をし薬を処方して頂いている。


先日もいつものようにテクテクと歩いてクリニックへ到着。

順番待ちをする際に長椅子に腰かけると瞳に飛び込んできたのが絵本。


双子の野ねずみが主人公の「グリとグラ」

依存症者が幼き頃、眠る前に読み聞かせた一冊。


「懐かしいなぁ。 息子、元気か?」

と、待合室で呟いてみた。


生きているなら‥、

自分の人生を自分の足で歩いてくれているだけで‥、

それ以上も、それ以下も望まない。


一冊の懐かしい絵本からフワフワしたあたたかな空気に包まれた。


追記


ブログの最後に動画を貼り付けています。

ポチッとクリックしご覧いただけたら嬉しいです。


Pon & Cots


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# by familiesofaddicts | 2023-03-26 11:53 | Pon & Cotsu | Comments(0)

桜の季節



息子達が小さかった頃は、卒園、卒業、入学が重なって、桜の季節は大忙しだった。


卒業式では子供の成長を実感して涙したり、入学式では新しい環境に、子供と一緒になって緊張しながらも、晴れやかな気持ちだった事を思い出す。


そんな恒例の春の行事が、次男が中学を卒業する頃から、心配と不安で気が滅入るようになった。


高校の入学式もしぶしぶ参列し、入学してから問題を起こすようになっていった。


途中でやめてしまったらどうしよう。

卒業できなかったらどうしよう。


いつもいつも心配し、先回りして問題解決に奔走していた。


そしてある時息子から、家に居場所がないと言われた。


今思えば、そんな私の行動が息子の心をどんどん窮屈にしていたように思う。


息子の為に必死になればなるほど、息子が自分で問題と向き合い解決する力、成長するチャンスを奪っていたんだと思う。


息子も生きづらくて辛かったんだと、今ならそう思える。


過去は取り戻せないし、後悔しても前には進めない。


辛かったあの頃の桜の季節の思い出も、きっと私達に必要で、意味のある時間だったはずだ。


先日、袴に花束を持って友達と談笑している女の子達を見かけて、とても晴れやかな気持ちになった。


macaron 


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# by familiesofaddicts | 2023-03-24 05:30 | macaron | Comments(0)

大丈夫

私の息子は間もなく20歳のお誕生日を迎える。
若くで出産した私は「子供が子供を産んで…」「若いママだから…」と後ろ指さされないよう、息つく間もなく無我夢中で子育てした。
友達が学生をenjoyしていてる姿を見ても羨ましいと感じないくらい必死だった。

息子が幼少期の時にはトラブルを起こしても話をじっくり聞いてあげることもなく私はすぐに頭を下げにいった。
謝罪する姿を見せ付ければ次は分かってくれたはず。と…
頭を下げることで問題は解決したと思っていた。

その頃からわたしが考える息子の人生設計が出来上がり始めていた。
・高校を卒業する
・安定した職業に就く
・家庭を持ち幸せに暮らす
etc
世間一般で考えるフ・ツ・ウの幸せ。
息子は高校入学・卒業、就職とここまでは設計通りの人生だった。
高校入学し程なくして薬の問題がでてきたが、私は「就職すれば…」「彼女ができたし…」薬をやめるきっかけになるはずと期待し、次から次へと起こる問題を解決した。
そして、薬中心の生活になりつつある中無断欠勤が続き、遂にクビになった。
この時、私は当の本人よりもすごくすごくショックを受けた。

今思うのだが、
「自分の人生設計」=「息子の人生設計」
と思い込んでいたのだと、、
息子の人生をあたかも自分の人生のやり直しかのように、、

息子の本質を知ろうともせず、人権を無視し自分色に染め上げようと必死になり、私の子育ては無償の愛を与えてるのではなく、実は有償の愛であり見返りを求めるものやったんやろな・・・

私は今、行き詰まり、立ち止まっている時でも『大丈夫』と優しい声が届く。
その言葉には責任や根拠が無いけれど温かい魔法の言葉だ。

息子も私にそう言って欲しかっただろう。
息子が成人を迎えるこれを機に人生をリスタートし私も大切な家族に、息子に只…只…一言『大丈夫』とそう言って背中をさすってあげれるようになりたい。

🍀おっちん🍀


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# by familiesofaddicts | 2023-03-22 07:10 | おっちん | Comments(0)

家族も

私は心配性で、息子が私の言うことを聞くわけはないとわかっていても、口を出さずにはいられませんでした。

一緒に暮らしていたころも、「息子のため」という大義名分のもと、自分の不安を解消するために息子のすることに何だかんだと口を出してきました。


でも、ミーティングに通うようになり、気付かせてもらいました。

息子の問題を私が勝手に自分の問題にしていたということ。

息子が自分の問題と向き合う機会を、私が奪っていたということ。


それからは、口を出さずに黙って見守ろうと努めています。

それは息子に対してだけではなく、今不調を訴えて日々を過ごしている主人に対しても、初めてとも言える挫折に涙している娘に対しても同じです。

みんな、私が口を出さなくても自分で問題に対処していく方法を見つけていくだろうから。


そして、もし家族が私に助けを求める、という選択をしたときには、以前とは違う対応ができると思うのです。

何故なら、私の不安な気持ちは仲間に聞いてもらえるから。


自助グループで仲間の皆さんに出会えて、私だけではなくて、家族が救われていると思っています。

改めて感謝しています。

nop


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# by familiesofaddicts | 2023-03-21 14:06 | nop | Comments(0)

おてまみ

「ママ、おてまみ(お手紙)どうぞ」
娘はしょっちゅう手紙をくれる子 
だった。
産後調子が悪く、寝たり起きたりに
なっていた私を心配しての事だった。


私が調子を取り戻すまで

12年かかった。

娘は一人っ子。私の実家も遠くて

頼れず、調子が悪い私を12年も

側で見ているのは不安だった

思う。

「ママだいすき、はやくよく 

 なってね」

「げんきでいっしょにおでかけ

 しようね」

私の健康を願う手紙ばかり。


リビングを片付けしていたら、

お菓子の箱にいっぱいの

娘からの手紙が出てきた。

こんな時があった...私が病気で

かまってやれなかったから?

でもどうしようも出来なかった。

今娘は回復施設で暮らしている。


動物が大好きで、よく動物園に

行った。何とも味のある絵を描く。

足が速かったし、水泳も得意だった。

何でも卒なくこなせるので、

期待をいっぱいに

かけた。善かれと思って、

口を出し手を出した。

コントロール全開だった。


優しい子だから、私に言いたい事が

あっただろうに、言わなかった。

逆に私の愚痴を聞いてくれていて、

子供らしく過ごせなかったと思う。


依存症になったのは、親のせいでは

ないけれど、うちは機能不全家庭

であり、(主人は父親に覚醒剤問題が

あったAC=アダルトチルドレン

である)私は病気で寝たり起きたり。

親は頼りにならなかったと思う。


不憫さ、罪悪感で一杯で、

娘を治してやりたい、と

依存症に効果があると思われる

施設や病院を連れ回した。

でも本人は薬にはまってしまい、

やめる気もないので、逆効果だった。


先日、ある県のフォーラムに

娘がメッセージに来ると言うので、

オンラインで話を聞いた。

「昔から言いたいことが言えなくて

我慢することが多かった。

その我慢や生きづらさから

薬物を使っていたと思う。

今は仲間の中で正直に話が出来る。

楽になりました。」と笑顔で話していた。うちに居た時とは別人のよう。


やっぱり仲間って大事。

私が家族会や自助グループで

楽になるのと同じ。

親がどうこう出来る事ではなかった。

少しだけ気が楽になった。依存症は

「私のせいではない、治せない、

コントロール出来ない病」

罪悪感を覚えるのではなく、

私が変わっていかなければ。


            nao


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# by familiesofaddicts | 2023-03-20 08:56 | nao | Comments(0)