2023年 03月 12日
WBC 笑顔と苦悶


「むっちゃ、対照的やなぁ‥」
連日、球音に熱狂させられているWBC。
メジャーリーガーも参戦し史上最強と称されている侍JAPAN。
彼らのプレイの一挙手一投足に一喜一憂し魅了されている三日間。
瞳を輝かせながら「ベースボール」を楽しんでいる米国の二刀流。
結果が出ず「野球」を追求し苦悶の表情が険しい日本の若き三冠王。
極端に異なる二人の表情のコントラストが印象的。
「精神的に追い込まれると負のスパイラルにはいるよなぁ‥」
薬物問題で苦しい毎日を過ごす中で‥、
私はどんどん「病」を自ら深めていった。
「これだけ言っても判らんのか?」
「こんなに苦しんでいるのに気づかんのか?」
「どれだけ頑張ったら薬物を手放してくれるんや?」
何をしても結果がでない日々の中で‥、
ただただ全身から恨みや悲しみ、苦しみのオーラを
これでもか!というぐらい依存症者に放っていた。
そして、ますます依存症者の息子は病んでいった。
同じく、わたしも絶望と孤独感で視野狭窄に陥った。
そう。まともに出来事に対応する術を失い迷走を続けた。
そんな私は十数年前に自助グループに繋がり、
仲間と出逢い、少しずつ回復し笑顔を取り戻していった。
笑顔こそが、元気こそが、「良薬」と教えてもらった。
けども‥、
性格上の欠点はなかなか手強い。(汗)
つい最近、結果がでない出来事に直面。
瞬時に怒りや恨みの感情が湧きたち、
精神的に乱高下する日々を送る破目に。
すぐに答えを求めてしまう性分。
これだけ尽くしてるのに何で理解してくれへんの?
と、傲慢と利己的という嵐を呼び寄せ他を裁き、自爆する。
「判っちゃいるが、止められない」
病気やなぁ、と痛感。
今、自分が選び動いてることは決して嫌いなことではない。
どちらかというと自分には向いている行動だと思う。
それなら、もう一度気合入れ直して前へやなぁ、と。
「結果がでないなら」
同じことを繰り返すと同じ結果になるんやし‥、
やり方を変えて、苦悶の表情は封印し口角上げてRe.スタートしよう。
追記
昨夜、侍JAPANが対戦したチェコの選手達に驚愕。
同国ではマイナースポーツな野球。
選手は、プロではなく本業の仕事をしつつ代表を獲得したという。
「すごい!」と、純粋に思う。
彼らが使用しているグラーブを見ると一目瞭然。
何年も大切に使用し続けていることがわかる。
彼らの地道な野球への取り組みが‥、
必ず近い将来、花開き、認められ野球大国になると思う。
薬物依存症は「病気」です。
タフラブを通して、「回復」でき笑顔を取り戻せます。
と、コツコツと伝え続けることの大切さに気付かせてもらえた一週間だった。
今日は、グラウンドで良い汗を流そう!

2023年 03月 11日
仲間と共に

2023年 03月 10日
必要な場所
🌈 次回の家族相談会は3月19日(日)です🌈
自助グループのミーティングに参加出来ない日が続いて、一ヵ月程が過ぎていた。
何だか消化不良のモヤモヤした感情が心の中に渦巻き始めていて、不安が押し寄せる。
心を落ち着かせようとするけれど、空回りしている日々。
そして久しぶりのミーティング。
会場へ向かいながら、嬉しくてはや足になっていた。
扉を開けて中に入ると、いつもと変わらない会場の穏やかな雰囲気と仲間の笑顔が迎え入れてくれた。
息子の薬物の問題が起こって繋がった場所。最初は、息子に薬物をやめさせたくて、その方法を教えてもらいたくて通い始めた。
だけど今は息子のためではなく、自分自身のために通い続けている。
誰にも話せなくて一人で抱え込んでいた問題を、何でも話せて理解してもらえる、ありのままの自分でいられる場所。
久しぶりに参加して、やっぱり私に必要な場所、かけがえのない仲間だと改めて感じた。
この場所に繋がれた奇跡に感謝して、今日もまた、今日一日を大切に過ごそう。
macaron

2023年 03月 09日
東日本大震災から12年 私の12年
この時期になると東北大震災のニュースでそれぞれの体験談や状況の変化した記事を目にします。
あの大震災の時、我が息子は前年の12月に執行猶予の判決から家に籠っている真っ最中でした。
私は息子の一件から知識も無く、ただ息子の将来や薬が問題という怖さと、どうにかさせなくてはとの思いばかりで暮らしていました。
その中で、辛い苦しい気持ちを押し隠し仕事中は家庭の事情を持ち込まない!と言い聞かせ過ごしていた頃に職場で甚大な津波被害の第一報を知りました。
なのでこの時期になると毎年その当時の事を思い出します。
何とか無事執行猶予が終わりますようにの
一途で親としてのできる限りのことをしていていました。いわゆるイネイブリングだらけです。後で知る真逆のことを。
親として当たり前と思い腫れ物に触るような日々を送り息子の行動に一喜一憂していた頃です。
執行猶予が明け、仕事に就き一安心したものの、何かがおかしいと胸騒ぎの日々が続きます。
仕事する為に使っていたのか?
使う為に仕事していたのか?
両親不在の時に警察が来て連行され取り調べ。所持と使用で逮捕。
薬物依存症という病気だったとは後で知ることになりました。
国の施設、出所同時に病院、その後グループホームの生活を経て今は職につき一人暮らしをしています。保護観察がこの三月末で切れます。
一つの区切りだと思いますがこれから先の事は誰にもわからないです。
私の方は、息子が国の施設に入っている時に自助グループや家族会に繋がりました。
もっと早く繋がれていれば対応の仕方がかわっていたのかも?と幾度か思い悔やみました。
今は自助グループや家族会では同じ経験された仲間の方々から沢山のことを学んでいます。
依存症という病気、そして家族としてのあり方、息子を通じて自助グループに繋がりましたが今では、自分の為に、物事の考え方、自分自身の生き方というところの支えになっています。
薬物依存症の息子は今、自分の人生に責任を持って歩んでいると信じています。
この12年間、我が家にとって様々なことが起き翻弄された期間でしたが、必要な期間だったと思います。
自助グループや家族会に繋がれ仲間の方々から様々な学びを得られたおかげです。
毎年、大震災のニュースが取り出される頃、私自身も一日一日積み重ねた復興の一年だったと思えるように自身の成長と又その先の一年一年を大事に積み重ねていけるよう自助グループや家族会に通い続けます。
miko

2023年 03月 08日
子供の幸せ


